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Webライターを始めてみたものの、どのジャンルを書けばいいのか決められない。募集を見るたびに「これも書けそう、あれも書けそう」と迷ってしまう方も多いはずです。
結論から言うと、Webライターのジャンルは「好き・経験・需要」の3つの軸が重なるところから選ぶと、迷いにくくなります。3つのうち1つだけで決めると、続かなかったり仕事が見つからなかったりするんです。
この記事では、3つの軸でジャンルを選ぶ手順と、ジャンルごとの記事の型・求められる知識の一覧、選んだ後の広げ方をお伝えします。
Webライターのジャンルを決めると、何が変わる?
ジャンルを決めると、調べる時間が短くなり、提案文で伝えることがはっきりし、同じ発注者から続けて頼まれやすくなります。最初は1つ決めるだけで十分です。
『何でも書けるほうが、仕事が多くて有利じゃないの?』と思いますよね。始めたばかりのころは、いろいろなジャンルを書いてみるのも大切な経験です。
ただ、ずっと何でも書いていると、毎回ゼロから調べることになります。1本にかかる時間が減らず、時間あたりの報酬が上がりにくいんです。
| 比べるところ | ジャンルを決めていない時 | ジャンルを決めた時 |
|---|---|---|
| 調べる時間 | 毎回ゼロから調べる | 前に調べたことが使える |
| 提案文 | 「何でも書けます」になりがち | 「このテーマなら経験から書けます」と言える |
| 発注者からの見え方 | ほかの応募者との違いが伝わりにくい | 「このジャンルならこの人」と思い出してもらえる |
| 単価 | 上がるきっかけが少ない | 専門性が評価されやすい |

ジャンルと単価の関係
Webライターの報酬は、文字単価や記事単価で決まることが多いです。単価を上げる要素には、専門性、構成から任せられること、取材ができることなどがあります。
ジャンルを決めて記事を重ねると、このうちの専門性が育っていきます。単価の仕組みはWebライターの文字単価とは?で詳しくお伝えしています。
ジャンルを決めるのは、いつがいい?
『まだ1本も書いていないのに、ジャンルを決めていいの?』と迷う方もいますよね。最初から完璧に決める必要はありません。
まずは仮のジャンルを1つ決めて、5本ほど書いてみるのがおすすめです。書いてみて合わないと感じたら、そこで見直せばいいんです。
Webライターという仕事の全体像から知りたい方は、Webライターとは?仕事内容と始め方を先に読んでおくと流れがつかみやすいですよ。
Webライターの主なジャンルと、求められる知識の一覧
Webライターのジャンルは、暮らし・趣味・美容・お金・住まい・医療・仕事・教育など幅広くあります。ジャンルによって、よく書かれる記事の型と、求められる知識の深さが違います。
『どんなジャンルがあるのか、まず全体を知りたい』という方も多いはずです。主なジャンルを、記事の型と求められる知識で並べてみました。
| ジャンル | よく書かれる記事の型 | 求められる知識 | 確かめる手間 |
|---|---|---|---|
| 暮らし・家事 | やり方解説、道具の選び方 | 自分の生活の工夫 | 少なめ |
| 趣味(旅行・ゲーム・音楽など) | 始め方、楽しみ方、モデルコース | そのジャンルの経験 | 中くらい |
| 美容・ファッション | アイテム選び、やり方解説、トレンド紹介 | 表現の決まりの理解 | 中くらい |
| 子育て・教育 | 進め方、選び方、悩みへの答え | 子育てや学校の経験 | 中くらい |
| 仕事・転職 | 働き方、転職の進め方、職種の紹介 | 職場での経験 | 中くらい |
| 金融・お金 | 仕組みの解説、手続きの流れ | 制度や税金の基本 | 多め |
| 不動産・住まい | 流れの解説、契約の言葉の説明 | 取引や契約の基本 | 多め |
| 医療・健康 | 働き方、職場の段取り(解説は専門家が担当) | 現場の経験と表現の決まり | 多め |
| IT・Webサービス | 使い方の解説、ツールの比べ方 | 実際に使った経験 | 中くらい |
「確かめる手間」が多いジャンルは、1本に時間がかかる分、丁寧に書ける人が求められています。少なめのジャンルは始めやすい一方で、書く人も多いのが特徴です。
確かめる手間が多いジャンルの特徴
お金や住まい、医療のジャンルは、読む人の大きな判断に関わります。そのため、公的機関の情報で事実を確かめ、言い切らずに書く力が求められるんです。
例えば医療・健康の記事では、医薬品や化粧品などの広告の表現に、いわゆる薬機法や厚生労働省の基準で決まりがあります。こうしたルールを理解して書けることが、そのまま信頼につながります。
それぞれのジャンルの書き方は、次の記事で詳しくお伝えしています。
- 看護師の経験を活かす書き方は看護師・医療系のWebライター
- お金や住まいの記事は金融・不動産のWebライター
- 美容や服の記事は美容・ファッションのWebライター
- 旅行やゲームなどは趣味を活かすWebライター
始めやすいジャンルの特徴
暮らしや趣味のジャンルは、自分の生活や経験をそのまま材料にできるので、始めやすいジャンルです。調べる手間も少なめなので、書くことそのものに慣れるのにも向いています。
ただ、書ける人が多い分、ほかの応募者との違いが出にくいこともあります。「自分ならではの経験」を1つ添えると、提案文で目に留まりやすくなりますよ。
同じジャンルでも、記事の型で求められる力が違う
同じジャンルでも、記事の型が変わると求められる力も変わります。例えば料理のジャンルでも、レシピのやり方解説と、調理家電の選び方では、書き方がまったく違うんです。
| 記事の型 | 求められる力 | 例 |
|---|---|---|
| やり方解説 | 手順を順番に分かりやすく書く力 | 作り置きの進め方 |
| 選び方 | 選ぶ基準を決めて比べる力 | 調理道具の選び方 |
| 悩みへの答え | 読む人の気持ちをくみ取る力 | 献立が決まらない時の考え方 |
| 取材記事 | 話を聞いて要点をまとめる力 | お店の人への聞き取り |
ジャンルを選ぶ時は、「どの型なら書けそうか」もあわせて考えておくと、応募する案件を選びやすくなりますよ。
「好き・経験・需要」の3つの軸でジャンルを選ぶ
ジャンルは「好き(調べるのが苦にならない)」「経験(自分ならではの話がある)」「需要(募集がある)」の3つの円を重ねて選びます。3つが重なるところが、あなたの得意ジャンルの候補です。
ここが、この記事で一番お伝えしたいところです。ジャンル選びで迷う人の多くは、3つの軸のどれか1つだけで考えています。
| 軸 | 中身 | これだけで選ぶと |
|---|---|---|
| 好き | 調べたり書いたりするのが苦にならない | 募集が少なく、仕事につながりにくいことがある |
| 経験 | 仕事や生活で、自分ならではの話がある | 書いていて楽しくないと、続けにくいことがある |
| 需要 | クラウドソーシングなどで募集がある | 書く人が多く、ほかの人との違いが出にくい |
『好きなことを書きたいけど、それで仕事になるのかな』という不安は、需要の軸で確かめれば答えが出ます。反対に、『募集は多いけど、興味が持てない』なら、好きの軸を足して考えればいいんです。

3つの軸で選ぶ手順
紙とペンを用意して、次の手順で書き出してみてください。15分ほどでできます。
- 「好き」の円に、時間を忘れて調べてしまうことを5つ書く
- 「経験」の円に、仕事・資格・子育て・住んだ場所など、人に話せる経験を5つ書く
- 2つの円で重なるもの、近いものに印を付ける
- 印を付けたテーマで、クラウドソーシングの募集を検索する
- 募集が見つかったものを「得意ジャンルの候補」として1つ選ぶ
書き出しシートの例
例えば、こんなふうに書き出してみると、重なりが見えてきます。
| 好き | 経験 | 重なり | 需要の確かめ方 |
|---|---|---|---|
| 料理、作り置き | 共働きで毎日の献立を考えてきた | 忙しい家庭の料理 | 「料理」「レシピ」「時短」で募集を検索 |
| 旅行、地図を見ること | 転勤で何度も引っ越した | 引っ越しと住まい探し | 「引っ越し」「賃貸」「住まい」で募集を検索 |
| 文房具、手帳 | 事務の仕事で書類を整えてきた | 仕事の段取り、事務の働き方 | 「事務」「仕事術」「転職」で募集を検索 |
『3つ全部が重なるものなんてない』と感じても大丈夫です。2つが重なっていれば、まずは十分な候補になります。
需要の確かめ方
需要は、気持ちではなく実際の募集で確かめます。クラウドソーシングで、候補のジャンルの言葉を入れて検索してみましょう。
- 候補のジャンルの言葉で、募集が継続して出ているか
- 未経験可の募集と、経験者向けの募集の両方があるか
- 記事の型(やり方解説・選び方など)が、自分の書ける型か
- 同じ発注者が、続けて募集を出しているか
募集の数は時期によって変わるので、1回で判断せず、2〜3週間ほど様子を見るのもおすすめです。ジャンルの言葉を少し変えて検索すると、見落としていた募集が見つかることもあります。
自分の経験を見落とさないコツ
『自分には人に話せる経験なんてない』と思う方もいますよね。実は、毎日あたり前にしていることほど、見落としやすいんです。
例えば、毎朝の子どものお弁当作り、仕事での電話の受け方、引っ越しの手続き。
こうしたことも、初めての人から見れば知りたい情報です。家族や友人に「よく聞かれること」を思い出すと、経験の円が埋まりやすくなりますよ。
最初のジャンルは1つ?複数?広げ方の順番
最初は得意ジャンルを1つ決め、慣れてきたら近いジャンルに広げていくのがおすすめです。1つのジャンルで記事を重ねてから広げると、調べた知識を使い回せます。
『1つにしぼると、仕事が減ってしまいそう』と心配になりますよね。しぼるのは「軸」であって、ほかのジャンルを断るという意味ではないんです。
- 調べた知識を次の記事に使える
- 提案文で強みを伝えやすい
- 同じ発注者から続けて頼まれやすい
- 毎回ゼロから調べることになる
- 提案文で強みが伝わりにくい
- 1本にかかる時間が減りにくい
近いジャンルへの広げ方
軸のジャンルで記事を重ねたら、となりのジャンルに広げていきます。例えば、こんな広げ方があります。
| 軸のジャンル | となりのジャンルの例 | つながる理由 |
|---|---|---|
| 料理・家事 | 子育て、節約、暮らしの道具 | 同じ家庭の読者に向けた記事 |
| 旅行 | 引っ越し、地域の紹介、交通 | 場所や移動の知識が使える |
| 転職・働き方 | 資格の勉強、副業、職種の紹介 | 仕事の悩みを持つ同じ読者 |
| 美容 | ファッション、季節の暮らし | 同じ読者が関心を持ちやすい |
となりのジャンルなら、すでに持っている知識や読者のイメージが使えます。新しいジャンルに飛ぶより、ずっと楽に広げられるんです。

ジャンルが決まったら、最初の5本をどう書く?
『ジャンルは決めたけど、何から書けばいいの?』という方のために、最初の5本の進め方を表にしました。少しずつ型を変えていくと、そのジャンルで書ける記事の幅が見えてきます。
| 本数 | 書く記事の型 | ねらい |
|---|---|---|
| 1本目 | やり方解説(自分が毎日していること) | 経験をそのまま書いて、書く流れに慣れる |
| 2本目 | 選び方(道具やサービスの選ぶ基準) | 基準を先に書く組み立てに慣れる |
| 3本目 | よくある悩みへの答え | 読む人の疑問から書き始める練習 |
| 4本目 | 初めての人向けの入門 | 専門用語を言いかえる練習 |
| 5本目 | 公的機関の情報を使う記事 | 事実を確かめて出典を書く練習 |
5本書き終えたら、どの型が書きやすかったか、どの型に時間がかかったかをメモしておきましょう。そのメモが、次にどの案件に応募するかを決める材料になります。
得意ジャンルを、提案文とプロフィールで伝える
ジャンルが決まったら、クラウドソーシングのプロフィールと提案文に書いておきます。発注者が「このジャンルを任せられる人か」をすぐに判断できるようにするためです。
例えば、プロフィールには「暮らし・家事のジャンルを中心に書いています。共働きで毎日の献立を考えてきた経験から、忙しい家庭の料理の記事を得意としています」のように書きます。
- 得意なジャンルと、その理由になる経験
- そのジャンルで書ける記事の型
- そのジャンルで書いたサンプル記事
- 週に書ける日と時間帯
ジャンル選びでよくある失敗
- 単価の高さだけでジャンルを選び、調べる手間に疲れてしまう
- 好きなことだけで選び、募集がほとんど見つからない
- 半月ほどで「合わない」と決めて、ジャンルを次々に変えてしまう
- 確かめる手間が多いジャンルで、事実を確かめずに書いてしまう
ジャンルを変えるのは、悪いことではありません。ただ、5本ほど書いて、修正の指示や書くのにかかった時間を記録してから判断すると、自分に合うかどうかが見えやすくなります。
選んだジャンルで書く力を伸ばすには
ジャンルが決まったら、そのジャンルの記事を読み、見出しの組み方や言葉の選び方を学んでいきましょう。書いた記事は声に出して読み、引っかかるところを直す習慣をつけると、少しずつ読みやすくなります。
独学で書いていると、自分の文章のどこを直せばいいのか気づきにくいもの。添削を受けながら書く基礎を学べるオンライン講座を使う方法もあります。
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よくある相談:Webライターのジャンル選びで迷うこと
ジャンル選びについての相談は「稼げるジャンルはどれか」「ライティングとジャンルの勉強、どちらが先か」「ライバルの少ないジャンルはあるか」「同じジャンルで自分のブログを書いていいか」が多く見られます。
Yahoo!知恵袋などでよく見かける相談を、要約してご紹介します。
稼げるジャンルはどれ?
Webライターを始めた大学生が、稼げるジャンルはどれなのかを知りたい、という相談です。
確かめる手間が多いお金や住まいのジャンルは、単価が上がりやすい傾向があります。ただ、知識や経験がないまま選ぶと、1本に時間がかかりすぎて、結局時間あたりの報酬が下がってしまうこともあるんです。
学生の方なら、まずは学んでいる分野や、アルバイトの経験、趣味など、自分が詳しいことから選んでみてください。そのうえで、需要の軸で募集を確かめましょう。
ライティングとジャンルの勉強、どちらが先?
これからWebライターを始めたいけれど、ライティングの勉強と、特定のジャンルの勉強のどちらから始めればいいか、という相談です。
結論から言うと、先にライティングの基本を身につけるのがおすすめです。結論を先に書く、見出しで内容を伝えるといった書き方は、どのジャンルでも使えるからです。
そのうえで、得意ジャンルの候補を1つ決めて、そのジャンルで練習の記事を書いていくと、2つの勉強を同時に進められます。
ライバルの少ないジャンルはある?
Webライターの仕事を受けようと思っていて、ライバルの少ないジャンルはどれか知りたい、という相談です。
ライバルが少ないジャンルは、裏を返せば、経験や知識がないと書きにくいジャンルであることが多いです。「ライバルが少ないかどうか」より、「自分の経験が活きて、ほかの人が書きにくいことを書けるか」で考えてみてください。
例えば、ある職種で長く働いてきた人なら、その職種の働き方の記事は、ほかの人より具体的に書けます。それが、あなたにとってのライバルの少ないジャンルなんです。
発注者と同じジャンルで、自分のブログを書いてもいい?
Webライターとして書いているジャンルで、自分のブログも書いてみたいけれど、問題ないか、という相談です。
まずは契約書やマニュアルに、同じジャンルでの発信について決まりがないかを確かめましょう。決まりがない場合でも、納品した記事の内容を写したり、仕事で知った情報を書いたりするのは避けるのが基本です。
迷った時は、発注者に「同じジャンルで個人のブログを書いても差し支えないか」を聞いておくと安心です。
よくある質問
Webライターのジャンルは、最初から決めたほうがいいですか?
最初は仮のジャンルを1つ決めて、5本ほど書いてみるのがおすすめです。書いてみて合わないと感じたら、その時に見直せば大丈夫です。
好きなことがない場合は、どうやってジャンルを選べばいいですか?
経験と需要の2つの軸から考えてみてください。仕事や生活で毎日していることの中に、初めての人が知りたい情報が見つかることが多いです。
単価の高いジャンルを選んだほうがいいですか?
単価だけで選ぶと、調べる手間に疲れてしまうことがあります。好き・経験・需要の3つで考え、続けられるジャンルを選ぶのがおすすめです。
ジャンルは何個まで持っていいですか?
決まりはありません。まずは軸を1つ決め、慣れてきたら近いジャンルに広げていくと、知識を使い回せて無理なく増やせます。
途中でジャンルを変えてもいいですか?
変えても大丈夫です。ただ、何本か書いて、かかった時間や修正の指示を記録してから判断すると、次のジャンル選びに活かせます。
まとめ
- ジャンルを決めると、調べる時間が減り、提案文で強みを伝えやすくなる
- ジャンルは「好き・経験・需要」の3つの軸が重なるところから選ぶ
- 需要は、クラウドソーシングの募集で実際に確かめる
- 最初は1つを軸にして、慣れたらとなりのジャンルに広げる
- 確かめる手間が多いジャンルは、事実を確かめて言い切らずに書く





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