Webライターに記事を外注するには|依頼の流れと伝えること

Webライターへの記事の外注内容をまとめている机の上の様子

当サイトの記事は編集部がクラウドソーシングや講座の公式サイト、公的機関などの公開情報を調べて独自に執筆しています。記事内にWebライター講座への案内(広告)を含みます。

自社のサイトに記事を増やしたいけれど、社内には書く時間がない。そこでWebライターに外注しようと考えたものの、何をどう伝えればいいのか迷っている方も多いはずです。

結論から言うと、外注がうまくいくかどうかは、依頼の時に何を伝えるかでほとんど決まります。目的・読者・キーワード・文字数・納期・マニュアルを1枚にまとめて渡すだけで、仕上がりがぐっと安定するんです。

この記事では、Webライターに記事を外注する流れと、そのまま使える依頼シートの作り方をお伝えします。

目次

Webライターに記事を外注する前に決めておくこと

先に結論

外注する前に、「何のための記事か」「誰に読んでほしいか」「どこまで任せるか」の3つを社内で決めておきましょう。ここがあいまいだと、ライターも書き方を決められません。

『プロに頼むんだから、おまかせで良い記事が届くはず』と思いますよね。ただ、ライターはあなたの会社の商品やお客様のことを、まだ知らないんです。

例えば「掃除の記事を書いてください」だけでは、毎日の片付けの話なのか、大掃除の話なのか、誰に向けた記事なのかが分かりません。

どこまで任せるかを決める

Webライターに頼める範囲は、執筆だけとは限りません。どこまで任せるかで、ライターに求める経験や、報酬の決め方も変わります。

任せる範囲発注者が用意するもの向いているケース
執筆だけ構成(見出し)、参考の資料記事の方向性を社内で細かく決めたい
構成から執筆までキーワード、読者像、記事の目的社内で構成を作る時間がない
画像選び・入稿まで入稿の手順、使ってよい画像の範囲公開までの作業をまとめて減らしたい
取材記事取材先との調整、取材の目的お客様の声や社員の話を記事にしたい

Webライターがふだんどんな流れで1本を作っているかは、Webライターの仕事内容と1本の作り方で詳しくお伝えしています。ライターという仕事そのものは、Webライターとは?も参考にしてみてください。

外注の流れ

先に結論

外注は、依頼内容を決めてライターを探し、条件を示して契約してから依頼シートを渡します。納品されたら確認と修正をして公開する、という流れです。

流れ自体はシンプルです。ただ、最初の1本は、ライターと発注者がお互いのやり方に慣れるための期間だと考えておくと、気持ちに余裕が持てますよ。

記事を外注する流れ
  1. 記事の目的・読者・任せる範囲を決める
  2. クラウドソーシングや紹介などでライターを探す
  3. 業務の内容・報酬の額・支払期日を示して契約する
  4. 依頼シートとマニュアルを渡し、質問を受ける
  5. 納品された記事を確認し、修正を依頼する
  6. 公開したあと、読まれ方を見て次の依頼に活かす
Webライターに記事を外注する時の依頼から公開までの流れを示した図解

ライターの探し方

ライターを探す方法は、いくつかあります。クラウドソーシングで募集する、知人や取引先から紹介してもらう、ライターの所属する制作会社に頼む、といった方法ですね。

クラウドソーシングでの募集のしかたや、サービスの使い分けは、クラウドソーシングでWebライターの仕事を取るも参考になります。ライター側の目線で書かれているので、どんな募集文が応募されやすいかが分かります。

ライターを選ぶ時に見たいこと
  • 頼みたい分野に近い記事を書いた経験があるか
  • 書いた記事のサンプルを見せてもらえるか
  • 連絡の返事が早く、質問の仕方が丁寧か
  • 構成や入稿など、任せたい範囲の経験があるか

依頼シートのテンプレ

先に結論

依頼の時に伝えることは、目的・読者・キーワード・文字数・納期・マニュアルの6つです。これを1枚の依頼シートにまとめて、記事ごとに渡すのがおすすめです。

ここが、この記事で一番お伝えしたいところです。毎回メッセージで説明していると、伝え漏れが出やすいんです。1枚のシートにしておけば、ライターも見返しやすくなります。

項目書くこと書き方の例
記事の目的この記事で読者にしてほしいこと商品の使い方を知って、問い合わせしてもらう
読者どんな人が、どんな悩みで読むか初めて商品を使う人。使い方が分からず困っている
キーワード検索で狙う言葉主なキーワードと、入れたい関連の言葉
文字数目安の文字数目安の文字数と、多少前後してよいか
納期初稿の締め切りと、修正の締め切り初稿と修正の日付を分けて書く
マニュアル表記のルール、禁止事項、参考にしてよい情報社内の表記ルール、使ってはいけない表現
依頼シートにまとめる6つの項目を示した図解

依頼シートに足しておくと親切なこと

6つの項目に加えて、次のことも書いておくと、やり取りの回数を減らせます。

  • 構成を提出してもらうか、そのまま書いてもらうか
  • 参考にしてほしい記事や、まねしてほしくない記事
  • 画像を入れるか、入れる場合の探し方
  • 修正の回数と、修正の連絡方法
  • 生成AIを使ってよいかどうか

生成AIは下調べや言いかえのたたき台に使える一方で、事実の誤りが混ざることがあります。使ってよいかどうかを、依頼の時点で決めて伝えておきましょう。

依頼シートの書き方の例

例えば、自社の商品の使い方を伝える記事なら、読者の欄はこんなふうに書けます。

「商品を買ったばかりで、最初の使い方が分からず困っている人。説明書を読んでもピンとこず、写真で手順を知りたいと思っている」

ここまで書いてあると、ライターは読者の顔を思い浮かべながら書けます。年齢や性別だけでなく、困っている場面を書くのがコツなんです。

構成を先にもらうと失敗が減る

最初の数本は、本文の前に構成(見出し)を出してもらうのがおすすめです。方向性のずれを、書き始める前に直せるからです。

構成の作り方は、記事構成の作り方で詳しくお伝えしています。発注者側が構成を確かめる時の目安にもなります。

契約で示しておきたいこと

先に結論

フリーランスに記事を外注する時は、業務の内容・報酬の額・支払期日などの取引条件を示すことが、フリーランス法で求められています。依頼シートと一緒に、条件を書面やメッセージで残しておきましょう。

令和6年(2024年)11月1日に、フリーランス・事業者間取引適正化等法(フリーランス法)が施行されました。フリーランスに仕事を発注する事業者には、取引条件を示すことなどが求められています。

詳しくは公正取引委員会の案内で確かめてみてください。

契約の前に示しておきたいこと
  • 業務の内容(本数、文字数、任せる範囲)
  • 報酬の額(文字単価か記事単価か、修正の扱い)
  • 支払期日と支払い方法
  • 書いてもらった記事の権利の扱い
  • ライターが記事を実績として見せてよいか

『細かく決めると、相手に面倒だと思われないかな』と心配になるかもしれません。実は、条件がはっきりしている依頼ほど、ライターは安心して引き受けられるんです。

よくある失敗

「とりあえず1本書いてみてください」と、報酬や支払日を決めないまま頼んでしまうことがあります。テストの記事でも、条件は先に示しておきましょう。

納品後の確認と、ライターとの付き合い方

先に結論

納品された記事は、依頼シートの項目どおりかを確かめ、修正を頼む時は理由を添えて伝えます。良かった点も伝えると、次の記事の質が上がりやすくなります。

記事が届いたら、まず依頼シートと見比べてみてください。目的や読者に合っているか、キーワードが自然に入っているか、文字数や表記のルールが守られているか、といった点です。

確かめること見るところ
目的に合っているか読者にしてほしいことに向けて書かれているか
事実に誤りが無いか数字や固有名詞が公式の情報と合っているか
文章を写していないか他サイトの文章をそのまま使っていないか
ルールを守っているか表記、禁止表現、文字数

他サイトの文章を写していないかは、しっかり確かめておきたいところです。引用のルールは、文化庁の著作権の解説でも確かめられます。

修正の伝え方

修正を頼む時は、「どこを」「なぜ」直してほしいのかを添えるのがコツです。理由が分かると、ライターは次の記事から同じ点に気をつけられます。

例えば、こんな伝え方ができます。

「3つ目の見出しは、読者がまず知りたい答えが後ろにあるので、結論を先に書いていただけますか」

社内でも書く力を育てたい時は

外注を続けていると、『社内にも記事を直せる人がいたら』と感じる場面が出てきます。構成や原稿の良し悪しを判断できる人がいると、外注の質も安定しやすいんです。

ただ、独学で書いていると、自分の文章のどこを直せばいいのか気づきにくいもの。添削を受けながら、書く基礎を学べるオンライン講座を使う方法もあります。

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記事の質を整える編集の仕事については、Webライターから編集者・ディレクターへでもお伝えしています。

よくある相談:Webライターへの外注で迷うこと

先に結論

「受けた仕事をライターがさらに別の人に頼むのはいいのか」「外注のライターにどこまで頼めるか」「そもそもなぜ外注するのか」は、よく見かける相談です。どれも、依頼の時に条件を決めておくことで防げます。

Yahoo!知恵袋などでよく見かける相談を、要約してご紹介します。

ライターが受けた仕事を、さらに別の人に頼むのはいい?

契約した記事の仕事を、自分で書かずに別の人に頼んで書いてもらうのは問題ないのか、という相談です。

これは、契約でどう決めているかによります。発注者の側から見ると、誰が書くのかは記事の質や情報の扱いにかかわる大事な点です。

外注する時は、ほかの人に再び頼んでよいかどうかを、契約の時点で決めて伝えておきましょう。

外注のライターに、サイトの作業まで頼める?

Web制作会社が、外注先のWebライターに、サイトへの入力などの作業まで頼めるのか、という相談です。

頼めるかどうかは、そのライターの経験次第です。依頼の前に「入稿の経験はありますか」と聞き、任せる場合は手順書を用意しておくとスムーズです。

作業の範囲が広がる時は、報酬の決め方も一緒に見直しておきましょう。

Webライターという仕事は、なぜ成り立っているの?

Webライターという職業が、なぜ成り立っているのか知りたい、という相談です。

会社にとっては、記事を作るには調べて、組み立てて、書いて、確かめる時間がかかります。この時間を社内でまかなえない時に、書くことを専門にしている人に頼む、という形で仕事が生まれているんです。

よくある質問

Webライターに外注する時、何を伝えればいいですか?

記事の目的・読者・キーワード・文字数・納期・マニュアルの6つを伝えましょう。1枚の依頼シートにまとめて渡すと、伝え漏れを防げます。

外注のライターはどこで探せばいいですか?

クラウドソーシングで募集する、知人や取引先から紹介してもらう、制作会社に頼むといった方法があります。頼みたい分野に近い記事のサンプルを見せてもらうと選びやすくなります。

外注する時に契約書は必要ですか?

フリーランスに発注する場合は、業務の内容・報酬の額・支払期日などの取引条件を示すことが求められています。書面やメッセージなど、形に残る方法で示しておきましょう。

最初の1本で失敗しないコツはありますか?

本文の前に構成を出してもらうことです。方向性のずれを、書き始める前に直せます。

生成AIを使った記事を納品されたらどうすればいいですか?

使ってよいかどうかを、依頼の時点で決めて伝えておくのが一番です。使う場合でも、事実の誤りが無いかを人が確かめることを条件にしておきましょう。

まとめ

この記事の要点
  • 外注の前に、記事の目的・読者・任せる範囲を社内で決める
  • 目的・読者・キーワード・文字数・納期・マニュアルを1枚の依頼シートにまとめる
  • 業務の内容・報酬の額・支払期日などの取引条件を示して契約する
  • 最初は構成を先にもらい、修正は理由を添えて伝える
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ウェブライター 編集部

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