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『Webライターの仕事って、記事を書く以外に何をしているんだろう』と気になっていませんか。
結論から言うと、Webライターの仕事内容は「書く」よりも「調べる」「組み立てる」「見直す」の時間のほうが長いことが多いんです。
この記事では、依頼を受けてから納品するまでの流れを7つの工程に分けて、時間の使い方と発注者が見ているところをお伝えします。
Webライターの仕事内容は?ひと言でいうと「調べて、組み立てて、書く」仕事です
Webライターの仕事は、発注者のメディアやお店のために、読者の役に立つ文章を作ることです。
書く前の調べ物と骨組み作り、書いた後の見直しまでが仕事に含まれます。
Webライターの仕事と聞くと、パソコンに向かって黙々と文章を打つ姿を思い浮かべる方が多いですよね。
もちろん書く時間はあります。ただ、実際の1日を見ると、調べ物や見直し、発注者とのやり取りにもかなりの時間を使っています。
どんな文章を書くの?
Webライターの仕事で依頼が多いのは、次のような文章です。
| 書く文章 | 例 | 仕事のポイント |
|---|---|---|
| コラム・SEO記事 | 「掃除のやり方」「保険の選び方」などの解説 | 検索した人の疑問に順番に答える |
| 商品説明文 | 通販サイトの商品紹介 | 特徴を短く、使う場面が浮かぶように書く |
| 取材・インタビュー記事 | お店や会社、人の話をまとめる | 聞く準備と、話を読みやすくまとめる力 |
| メールマガジン・SNS投稿文 | お知らせや読み物 | 短い文で読みたくなる言葉を選ぶ |
| 広告の文章 | 商品やサービスの案内 | 法律や媒体のルールに沿った表現 |
最初の仕事として多いのは、コラム記事やSEO記事です。この記事でも、記事1本を例に流れを追っていきます。
全体像を先に知りたい方は、Webライターとは?仕事内容・始め方・稼ぎ方もあわせて読んでみてください。
紙のライターとの違い
Webの記事は、検索やSNSから必要なところだけを読みに来る人が多いです。
だからWebライターの仕事では、結論を先に書くこと、見出しだけで中身が分かるようにすることが大事にされます。
1本の記事ができるまでの7工程と、時間配分の目安
ここがこの記事でいちばんお伝えしたいところです。
1本の記事は「受注」「リサーチ」「構成」「執筆」「見直し」「納品」「修正」の7工程で仕上がります。それぞれの時間の使い方と、発注者がどこを見ているかを表にしました。

| 工程 | やること | 時間配分の目安 | 発注者が見ているところ |
|---|---|---|---|
| 1. 受注 | 募集文を読み、応募して契約する | 少なめ | 条件を読んだうえで応募しているか |
| 2. リサーチ | テーマを調べ、読者の疑問を集める | 全体の3割ほど | 確かな情報に当たっているか |
| 3. 構成 | 見出しを並べて骨組みを作る | 全体の1〜2割 | 読者の疑問に順番に答えているか |
| 4. 執筆 | 見出しごとに本文を書く | 全体の3割ほど | マニュアルどおりで読みやすいか |
| 5. 見直し | 誤字脱字・事実・似すぎをチェック | 全体の1割ほど | ミスが少ないか |
| 6. 納品 | 指定の形で提出し、連絡する | 少なめ | 締め切りと提出方法を守っているか |
| 7. 修正 | 指摘を受けて直す | 案件による | 指摘の意図をくんで直せるか |
時間の割合はあくまで目安です。慣れないうちはリサーチと見直しが長くなりやすく、慣れてくると構成が速くなります。
『執筆の時間が全体の3割くらいしかないの?』と意外に感じた方もいるかもしれませんね。実は、書く前の準備がしっかりしているほど、執筆はすらすら進むんです。
リサーチと構成を飛ばして、いきなり書き始めてしまう。
途中で話の順番が分からなくなり、書き直しで結果的に時間がかかることがよくあります。
発注者は、工程のどこで「また頼みたい」と感じるのか
『文章がうまければ、それで評価されるんでしょ?』と思うかもしれません。
もちろん読みやすさは大事です。ただ、発注者が継続を決める時は、文章以外のところもよく見ています。
- 受注の時点で、分からない条件を質問している
- 構成の段階で、方向性を一度確認している
- 締め切りの前日までに納品している
- 修正の指摘を、ほかの見出しにも当てはめて直している
- 納品の連絡が短く分かりやすい
例えば、修正で「結論を先に書いてください」と言われた時に、指摘された見出しだけでなく記事全体を見直す。こうした一手間が、次の依頼につながっていきます。
副業と専業で、1日の仕事はどう変わる?
同じ7工程でも、使える時間によって進め方は変わります。
| 働き方 | 1日の使える時間の例 | 進め方の例 |
|---|---|---|
| 副業(平日の夜) | 1〜2時間 | 1日目にリサーチと構成、2日目以降に執筆と見直し |
| 在宅で子育てと両立 | すき間時間をつなぐ | 調べ物はスマホ、執筆はまとまった時間に |
| 専業 | 日中の数時間 | 午前に執筆、午後に見直しと次の記事のリサーチ |
工程を日ごとに分けておくと、1日の時間が短くても仕事が進みます。働き方ごとのスケジュール例はWebライターの1日で紹介しています。
受注とリサーチ:書く前の準備で仕上がりが決まります
受注の段階で、文字数・納期・修正回数・作業範囲を確かめておくと、あとで困りません。
リサーチでは、読者が知りたいことと、確かな情報の出どころを先に集めます。
受注:募集文で確かめる4か所
Webライターの仕事は、ほとんどが募集への応募から始まります。
『とりあえず応募してみよう』と思う気持ちも分かります。ただ、応募の前に募集文の大事なところに印を付けておくと安心です。
- 文字数(下限と上限はあるか)
- 納期(自分の使える時間で間に合うか)
- 修正回数(何回まで直す前提か)
- 作業範囲(画像選びや入稿まで含むか)
2024年11月1日からは、フリーランスに仕事を発注する事業者に、業務の内容や報酬の額、支払期日などの取引条件をはっきり示すことが求められています。くわしくは公正取引委員会の案内で確かめられます。
条件があいまいな時は、契約前に質問しておきましょう。例えば次のような聞き方です。
「修正は何回まで対応する想定でしょうか。画像の選定も作業に含まれますか」
リサーチ:読者の疑問と、確かな情報を集める
リサーチでは、まず「このテーマを調べる人は何を知りたいのか」を考えます。
例えば「お風呂の掃除 頻度」がテーマなら、読者は「どれくらいの間隔で掃除すればいいか」「場所ごとに違うのか」を知りたいはずです。
- テーマの言葉で検索し、上位の記事がどんな疑問に答えているかを見る
- 読者が知りたそうな疑問を5つほど書き出す
- 公式サイトや公的機関など、確かな情報の出どころを探す
- 使う情報のURLをメモしておく
ほかの記事は、読者の疑問を知るための参考にとどめます。
文章や表を写すのは厳禁です。著作権の基本は文化庁の解説で確認できます。
情報の出どころは、どこを選べばいい?
リサーチでは、同じことが書かれていても、どこに書かれているかで確かさが変わります。
| 情報の出どころ | 使い方の目安 |
|---|---|
| 公的機関のサイト(省庁など) | 制度やルールの説明に使う |
| 商品やサービスの公式サイト | 特徴や仕様の確認に使う |
| ほかの個人ブログやまとめ記事 | 読者の疑問を知る参考にとどめる |
| SNSの投稿 | 話題の傾向を知る参考にとどめる |
迷った時は「この情報を最初に出したのは誰か」をたどってみてください。元の情報にたどり着ければ、記事の信頼度がぐっと上がります。
生成AIを下調べに使う場合も、出てきた内容は公式の情報で確かめてから使います。発注者がAIの利用を禁止していることもあるので、マニュアルを先に読んでおきましょう。
検索する人が知りたいことに答える考え方は、SEOライティングとは?でくわしく紹介しています。
構成と執筆:見出しを先に作ると、書くのがぐっと速くなります
『書きながら考えたほうが早いのでは』と感じる方もいますよね。
実は、Webの記事は見出しを先に作ったほうが速く書けます。話の順番が決まっているので、迷う時間が減るんです。
構成:見出しを並べて骨組みを作る
構成とは、記事の見出しを並べた設計図のようなものです。発注者によっては、構成だけを先に提出して確認を受けることもあります。

- リサーチで集めた読者の疑問を並べる
- 知りたい順に並べ替える(結論、理由、手順、注意点など)
- 疑問ごとに見出しの言葉を決める
- 見出しの下に、書く内容を1行ずつメモする
例えば「お風呂の掃除 頻度」なら、こんな構成が考えられます。
| 見出し | 書く内容のメモ |
|---|---|
| お風呂掃除の頻度はどれくらい? | 結論として、場所ごとの目安を先に書く |
| 場所ごとの掃除の目安 | 浴槽・床・排水口などを表にする |
| 汚れをためないコツ | 入浴後にできる短い習慣 |
| よくある質問 | 忙しい時の工夫など |
見出しを組む手順は、記事構成の作り方でくわしくまとめています。
執筆:見出しごとに、結論から書く
構成ができたら、見出しごとに本文を書いていきます。
コツは、見出しのすぐ下に結論を置くことです。次に理由、最後に具体的なやり方の順で書くと、読者が迷いません。
- 見出しのすぐ下で結論を言う
- 1文を短く区切る
- 例えばの場面を1つ入れる
- 前置きが長く、結論が最後にある
- 読点で長くつないだ文が続く
- 抽象的な説明だけで終わる
書いている途中で迷ったら、「読者はこの見出しで何を知りたかったか」に戻ってみてください。
書き出しを直すと、記事全体が読みやすくなる
例えば「お風呂掃除の頻度はどれくらい?」という見出しの書き出しを比べてみましょう。
読みにくい例は「お風呂は毎日使う場所なので、汚れがたまりやすく、掃除をしなければと思いながらも…」と前置きから始まる書き方です。
読みやすい例は「浴槽は入るたびに、床と排水口は週に1回を目安に掃除するのがおすすめです」と、最初の1文で答えを言う書き方です。
見出しを質問だと思って、その答えを最初の1文に置きます。
理由や細かい手順は、その後ろに続ければ大丈夫です。
見直し・納品・修正:ここで次の仕事につながる信頼が積み上がります
見直しは、誤字脱字だけでなく、事実の確認と、ほかのサイトと似すぎていないかのチェックまで行います。
納品と修正の対応が丁寧だと、継続の依頼につながりやすくなります。
見直し:声に出して読むのがいちばんの近道
書き終えたらすぐに納品せず、少し時間をおいてから読み返しましょう。
おすすめは、書いた記事を声に出して読むことです。読んでいて息が続かない文や、引っかかる言い回しが見つかります。

- 誤字脱字や変換ミスがない
- 数字や固有名詞が出どころの情報と合っている
- マニュアルの語尾・表記ルールを守っている
- ほかのサイトの文章と似すぎていない(コピペチェックをする)
- 文字数が指定の範囲に入っている
納品:提出のしかたも仕事のうち
納品の方法は、文書ツールの共有リンクを送る、管理画面に入稿する、ファイルを添付するなど、案件ごとに決まっています。
提出したら、短いメッセージを添えましょう。例えばこんな一言です。
「記事を納品いたしました。気になる点があればお知らせください」
締め切りに間に合いそうにない時は
体調や家の用事で、どうしても締め切りに間に合わない時もありますよね。
そんな時は、分かった時点ですぐに連絡するのがいちばんです。締め切り当日の連絡より、前日や数日前の連絡のほうが、発注者も予定を組み直しやすくなります。
「申し訳ありません。○日の締め切りに間に合わない見込みのため、○日までお時間をいただけないでしょうか」のように、いつまでならできるかを添えて伝えましょう。
修正:指摘は「直してほしい理由」まで読む
修正の依頼が来ると、最初は落ち込むこともありますよね。
でも、修正は発注者がそのメディアの読者に合わせて仕上げるための大事なやり取りです。指摘の箇所だけでなく、なぜ直してほしいのかを読んでおくと、次の記事で同じ指摘を受けにくくなります。
指摘された内容を、自分用のメモに書きためておきましょう。
「語尾が続いた」「結論が遅い」など、自分のくせが見えてきます。
Webライターの仕事でよくある相談
ここでは、Webライターの仕事についてよく寄せられる相談を3つ取り上げます。
『同じところで悩んでいる人がいるんだ』と分かるだけでも、少し気が楽になりますよね。
どれも、仕事の中身を事前に知っておけば準備できる悩みです。
困った時は1人で抱えず、発注者に確認するのがいちばんの近道です。
相談1:家で子どもを見ながら、副業でできる?
家で子どもを見ながら副業としてできるか、という相談はとても多いです。
結論から言うと、工程を細かく分ければ進めやすい仕事です。リサーチや構成は短い時間に区切って進められます。
ただ、執筆と見直しには集中できる時間があると楽です。お昼寝の時間や夜など、まとまった時間を1日1回確保できるかを先に考えてみてください。
| 時間の長さ | 向いている工程 |
|---|---|
| 10分ほどのすき間 | 検索して読者の疑問をメモする |
| 30分ほど | 見出しを並べて構成を作る |
| 1時間ほど | 1つか2つの見出しの本文を書く |
| 落ち着いて読める時間 | 声に出して見直す |
この表のように、時間の長さに合わせて工程を割り当てておくと、細切れの時間でも1本が仕上がります。
相談2:Webライターとして働くなら、取材は必要?
取材が必要かどうか不安、という相談もあります。
取材がなくても、調べて書く記事の仕事はたくさんあります。最初は調べて書く仕事から始めて、慣れてきたら取材記事に挑戦する、という順番で大丈夫です。
取材記事は、聞く準備や原稿のまとめ方を覚えると、仕事の幅が広がります。
『いつかは取材にも挑戦したいけど、何から準備すれば…』という方は、まず身近な人に話を聞いて、短い文章にまとめる練習をしてみてください。
聞いた話をそのまま書くのではなく、読者が知りたい順に並べ替える。この作業は、調べて書く記事の構成作りにも役立ちます。
相談3:仕事のルールが多くて、見直すだけで大変
マニュアルのルールが多すぎて、見直しだけで時間がかかる、という悩みです。
これはルールを1つずつ覚えようとすると大変になります。おすすめは、ルールを自分用のチェックリストに書き直して、見直しの時に上から順に確認する方法です。
| ルールの種類 | チェックリストへの書き方の例 |
|---|---|
| 表記 | 「Web」は半角、「下さい」はひらがなにしたか |
| 語尾 | 同じ語尾が3回続いていないか |
| 構成 | 見出しのすぐ下に結論があるか |
書き方を誰かに見てもらいたい時は
マニュアルどおりに書いたつもりでも、修正が続くと『どこが悪いのか分からない』と感じることがありますよね。
独学で書いていると、自分の文章のどこを直せばいいのか気づきにくいもの。添削を受けながら基礎を学べる講座を使う方法もあります。
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添削を受けながら書く基礎を学ぶなら
あなたのライターキャリア講座は、株式会社YOSCAが運営するオンラインのライター講座です。全8回のカリキュラムで記事作りの基礎からキャリアの考え方までを学び、編集・校正スタッフの添削を受けられると案内しています。無料の資料請求と無料相談があります。
無料ライターキャリア講座の無料資料を見る料金や講座の内容は公式サイトでご確認ください。
応募の時に何を書けばいいか迷う方は、Webライターの提案文の書き方も参考にしてみてください。
よくある質問
Webライターの仕事は、未経験でもできますか?
できます。最初は文字数が少なめで、マニュアルがしっかりした案件を選ぶと、工程を1つずつ覚えながら進められます。
1本の記事にどれくらい時間がかかりますか?
文字数やテーマ、慣れによって大きく変わります。最初はリサーチと見直しに時間がかかりやすいので、締め切りに余裕のある案件を選んでおくと安心です。
構成も自分で作るのですか?
案件によります。発注者が構成を用意してくれる案件もあれば、構成から任される案件もあります。構成から書けるようになると、任せてもらえる範囲が広がります。
修正が来たら、どう返信すればいいですか?
まずお礼を伝え、直した箇所を短く知らせましょう。指摘の意図が分からない時は、そのままにせず質問すると、次の記事にも活かせます。
Webライターの仕事で、パソコン以外に必要なものはありますか?
ネット環境と、Googleドキュメントやスプレッドシートなどの文書ツール、発注者との連絡用のチャットツールがあれば始められます。どれも無料で使えるものが多いので、案件で指定されたものを用意しましょう。
まとめ
Webライターの仕事内容は、調べて、組み立てて、書いて、見直すところまでです。7つの工程を知っておくと、時間の使い方が見えてきます。
まずは1本、工程表どおりに書いてみてください。
- Webライターの仕事は「受注・リサーチ・構成・執筆・見直し・納品・修正」の7工程
- 執筆の時間は全体の一部で、準備と見直しが仕上がりを左右する
- 応募前に文字数・納期・修正回数・作業範囲を確かめる
- 見出しを先に作ると書くのが速くなる
- 修正の内容をメモすると、自分のくせが見えてくる





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